コンクールに参加することの意味 ♪




「専門家を目指すわけでもないのに、コンクールに出る意味はありますか?」

「楽しくピアノを弾いてくれたらいいだけなので、考えていません。」


コンクールというと、とても特別な世界に感じられますよね☁️

またSNSを通して、過熱しすぎのネガティブなイメージを抱く方もいらっしゃいますし、

残念ながら、それも否定できないなと😔思う部分もあるため、

当教室では決して強要はしておりません。


ただ利用の仕方によっては、とても大きな学びの機会になるという点を

是非お伝えしたいとも思います。




そんな中、ここ数年、

👧👦

「発表会と何が違うの?気になる〜。」

「一度挑戦してみたい!」


👱‍♂️👩

「最近ピアノを弾く時間が一番楽しいようです。」

「もっと上手になりたいと、1日のうちで弾いている時間が長くなってきました。」

「うちの子でもコンクール出られるのでしょうか?」


生徒さんや保護者の皆さまの中で、コンクールを話題にする方、

そして実際に挑戦する生徒さんも増えてきています。



競争に対して慎重な空気が強い今の時代。ではありますが、


“あえて挑戦すること”

には、実は大きな意味があります。



💎決められた期間で努力するという経験

コンクールは、ただ、結果を競う場ではありません。

「この日に向けて仕上げる」という、期限があるからこそ、

日々のピアノ、練習への向き合い方が変わっていきます。


例えば、1週間でやるべき事、到達しなければならない課題

を講師と共に明確にして、計画的に取り組む。等々


評価を受けることが前提のため、

どのように聴こえるのかを突き詰める練習、

自分の音をより聴くようになる。




💎緊張と向き合う時間

舞台袖での待機、静まり返った会場、張りつめた雰囲気。


いつもの発表会であれば、

知った顔と談笑したり、励ましあったり。


コンクールでは、

同じ年齢だけれど知らない顔の出場者達が、

魔物のように見えたり、

絶対倒せないラスボスに見えてきたり😂…。

とにかく“殺伐”と感じることもある独特の空気。

その中で負けないように、

自分を立て直し、呼吸を整え、舞台に向かう心の準備をする。



💎いよいよ鍵盤を前にして「覚悟を決める」経験

いざ舞台に立ち、鍵盤を目の前にした瞬間、さらなる緊張感😖

そこで自分の力を出し切るという体験は、何にも代えがたい財産です。



💎自分の演奏をどう感じるか

弾き終えた後、

「今日の自分の演奏、どうだった?」と自分に問う。

やはり、自分の音が聴けたかが大切。

そして、いつもそばで聴いてくれているご家族からの言葉を受け取る。

良い時も、悔しい時もあります。

結果がついてきた時の、あの小さく震えるようなよろこび。

逆に、思うようにいかなかった時の落ち込みと、それでももう一度前を向こう、

と気持ちを立て直す力。

お父様お母様の暖かい言葉が、その回復力をそっと支えてくれます。




コンクールへの挑戦を決めてから終わるまでの、こういったたくさんのプロセスこそ、

かけがえのない学びだと感じています。

🔗【次のブログでは、私たちの想いに共感し、丁寧に取り組んでくださったご家庭をご紹介します。】🔗



最後に…

💎コンクールは「その先」の練習でもある

コンクールで得られる経験は、ピアノ演奏技術の向上に留まりません。

緊張の中でも自分を整える力は、これから先、どんな場面でも大きな支えになります。

知らない環境でも、自分のペースを乱さず平静を取り戻すこと。

不安やプレッシャーを抱えながらも、前に進もうとすること。

緊張して震えていても、立ち向かう勇気を持ち、目の前の状況を受け入れて集中する力。

冷静な自己分析。

そして、やるべき時にやり切る力。


これらは、ピアノに限らず、

受験や学校生活、将来のさまざまな挑戦にも必ず役立つ、

かけがえのない力となります。



最初にも書きましたが、

ピアノのコンクールは、勝つための場ではありません。

「挑戦することで得られる成長」そのものが、いちばんの価値だと私共は考えています。


その小さな成功体験は、お子さんの中に静かに積み重なり、

自己肯定感、これからの挑戦を支える大きな自信へと育っていきます。



挑戦したい、と思ってくれたその気持ちを、これからも大切に育てていけたら嬉しいです。


次のブログでも、コンクールの話続きます。

🧸

ピアノ&ソルフェージュ きむらピアノ教室

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